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Triple-Mのワインディナー『MAGIC & DINE NIGHT』

『ルパン三世』『Starting Over』と、毎回様々なテーマで開催してきたSAMMARINESEのワインディナー。OGGI COMPANYがサンマリノワインと出会って10年目に入る今年は、『MAGIC & DINE NIGHT Triple-M』と題して、11月15日、スカイツリーが目の前にそびえる天空のレストラン『LA SORA SEED FOOD RELATION RESTAURANT』(ラ・ソラシド・フード・リレーション・レストラン)で行われました。


いいワインは料理にも人にも魔法をかける


ソラマチの31階にあるレストラン『ラ・ソラシド』は、サンマリノワインと料理のマリアージュを知り尽くした奥田政行シェフがプロデュースするイタリアンレストラン。これまでも絶妙のコラボをご紹介してきましたが、今回は、若手マジシャンの「MASA MAGIC」が加わってのゴージャスな企画です。

SAN MARINOワインの「M」、OKUDA MASAYUKIの「M」、そしてMASA MAGICの「M」……Triple-Mのパワーで、マジカルで、デリシャスで、ファンタスティックな夜になりそう……と思っていたら、日没間近、テーブルセッティングや打ち合わせで大忙しの窓の外に、なんと夕日にクッキリと浮かび上がる富士山のシルエットが! おお!すでにミラクル!

18時過ぎから受付が始まり、19時を少し回った頃には、定員50名を10人近く上回るお客様で満席。窓の外の見事な夜景に見とれる方、眼の前のスカイツリーに歓声を上げる方など、名刺交換で和やかなムードの中、まずはサンマリノワインのラインナップと、SAMMARINESEの様々な活動についての、プロジェクターを使ったご報告からパーティは幕を開けました。

サンマリノ共和国特命全権大使であるマンリオ・カデロ大使の、明るく元気なご挨拶も、もうお馴染み。今回は、2014年に創建されたサンマリノ神社のある葡萄園のオーナー、ステファノ・ヴァレンティーニさんも初来日していて、素敵な袴姿で参加してくださいました。

そしてMASA MAGICの登場。

『Fujiko Rose Spumante』を取り出すと、それを紙袋の中に入れてクシャクシャに。あれ! ボトルが消えた!?

そこに再びカデロ大使が登場して、MASAと一緒に乾杯! もうひとりのMASA、奥田政行シェフも笑顔でマイクを握り、「今日はマジックに合わせて、いろいろ仕掛けのある料理を作りましたので、楽しみにしてください」。

ちなみに奥田シェフは、日本各地の地元の食材を大切にし、地産地消を推進する活動が高く評価され、11月7日に、農林水産省食料産業局長賞を受賞されたばかり。なんだかとても気合が入っている様子です。ではまずひと皿目の前菜から……。


「トマトの香りはするのにトマトの味がしないカプレーゼ 

染野屋半次郎の豆富と山形セルリーのカプレーゼスタイル」

「日本酒でマリネしたカニとジャガイモ

ブロッコリーのアンチョビあえ 網走のホタテ

地涌緑茶の朝霧に包まれたハマグリとセルリーと青りんご」

合わせるプレステージの極上白ワイン『CALDESE DI SAN MARINO』は、イタリアのワイン見本市ヴィニ・イタリーで、91ポイントという高得点を獲得しました。魚介類だけでなく、野菜にも抜群に合う一品です。そして3皿目はお肉が登場。


「ピリッと辛いさだ揚げステーキと

ナッツの香りの熟成肉に琉球紅茶のパウダーと茶葉を入れた人参」

「さだ揚げ」は1皿目の豆富と同じ、江戸時代から続く老舗の豆腐店、染野屋半次郎の人気のお揚げ、熟成肉は、琉球紅茶のパウダーと、琉球紅茶を混ぜた人参のソースが抜群の美味しさでした。宇治茶といい、紅茶といい、お茶は料理に使うととてもいい仕事をするのです。これぞ、奥田マジック!

そして、プレステージシリーズの赤ワイン「TESSANO DI SAN MARINO」も、最高のバランスで料理に寄り添い、魔法をかけます。ヨーロッパのワインコンクールで、ベスト・オブ・レッドにセレクトされたというだけありますね。

4皿目もお肉、しかもジビエのイノシシです。そう! 来年の干支ですから!


「トリュフリゾットに乗せたイノシシの赤ワイン煮

真昆布とかつおぶしと干しシイタケと豚肉入りの究極のだし」

コロコロにカットしたトリュフが贅沢に入ったリゾットと、赤ワインで煮込んだイノシシの肉に、和の旨味が凝縮されたスープが添えられていました。このスープ、“究極のだし”という名のとおり、旨味の宝庫。ワインはここれまた最高のヴィンテージ。ルパン三世50周年を記念して本数限定で造られた『Fujiko STERPETO Riserva 2009』をご用意しました!

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、サンジョヴェーゼが絶妙のハーモニーを奏でます。この赤ワインは、どのテーブルでも大絶賛でした。

奥田シェフの味の魔術満載の料理は、品数も多いため、厨房やフロアのスタッフは大忙し。奥田シェフ自身も、両手にお皿4枚持って、テーブルの間を動き回り、お皿の片付けまでしながら、料理が出るたびに熱心に料理の解説……というフル回転の大活躍。こんな嬉しそうなシェフが見られるのも、サンマリノワイン・ディナーならではです。最後にデザート。


『白いのにガーナチョコの香りのするホワイトケーキ

白いのにコーヒーの味のするミルクのシャーベット』


Triple-Mで感動の一体感


田中製茶園の狭山茶と琉球紅茶が出る頃、いよいよ、MASA MAGICのスペシャル・マジック・ショーのスタート。美味しい料理と美味しいワインを堪能して満腹でも、皆さんマジックはもちろん別腹です。

それぞれのテーブルを回って、目の前で披露するマジックはとにかく目が離せません。破いて捨てたはずのカードの破片が、開封していないお菓子の袋から出てきたり、指輪がフワフワ宙を舞ったり、並べたカードがモナリザの絵になっていたり。至近距離で見ても種も仕掛けも全くわからない。「え〜〜〜! ウッソ〜〜!」「なんで〜〜〜?」の連発でした。

気がつけば、50数人のゲストも厨房のスタッフもみんなマジックの虜。

この一体感こそが、いちばんのマジックでしょうか。

最後は、客席から借りた携帯電話の計算機で、「子供の数は?」「身長は?」など、アットランダムな人から数字を言ってもらい、その数字をどんどん掛け合わせて最後に出た数字が、なんと「1811152159」(2018年11月15日21時59分)まさに、たった今の時間だった! という驚きと感動のフィナーレ。

美味しい料理があって、それを引き立てる味わい深いワインがあって、笑顔と感動がある。こんな平和で楽しいことはありません。

サンマリノワインが引き寄せた様々な出会いから、笑顔や感動がもっともっと広がっていく……これこそ私達の目指すところ。

SAMMARINESEは今年でいよいよ10年目、新たなステージに進みます。

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