自然の力と神秘を味わう奇跡のワイン『海底ワイン』を知っていますか?

Updated: Jun 16


2020年6月3日。

7ヶ月の眠りから目覚め、『白騎士』『赤騎士』を先頭に『CALDESE』『ROSE SPUMANTE』が海底から帰還いたしました。


『海底ワイン』との運命的な出会い


海の底で熟成させたワイン、『海底ワイン』を知っていますか?

私達が『海底ワイン』と出会ったのは、昨年の10月。

ルパンワインを気に入って取材してくださった、お酒に詳しいライターの柳谷智宣さんからご紹介されたのがきっかけでした。

アドリア海などではかなり前から、海底でワインを熟成させているそうですが、なんと日本でも『海底ワイン』が造られていると聞いてビックリ!

海底でワインを熟成させる可能性を追求する「Venusプロジェクト」を立ち上げ運営している、株式会社コモンセンスの代表の青樹英輔さんをさっそくご紹介していただき、その製造現場にお邪魔することになりました。

▲コモンセンスのオリジナル海底ワイン『SUBRINA』

青樹さんが、海底でお酒を熟成させるということを知ったのは2007年、趣味のダイビングで行った沖縄でのことだったそうです。恩納村の漁業組合の代表が、お客様へのプレゼントとして、泡盛を始めとする様々なお酒を、海底の珊瑚の養殖基礎の下に固定して熟成させていて、たまたまそのときに飲んだ赤ワインの美味しさに感動したのが全ての始まり。事業化がスタートしました。

まずは沖縄でと考えたそうですが、沖縄はダイバーが多く、セキュリティの問題があることと、海水の温度が夏場は30度を超えることもあるため、ワインの熟成環境としては適していないと判断。そこで思いついたのが、青樹さんが20年来通っている南伊豆の中木海岸でした。地元のダイビングショップ『中木マリンセンター』の協力を得て、水温や環境を調査したところ、海水温は年間を通して12度〜16度とワインにとってぴったりだったとのこと。こうして、中木海岸の沖合水深15mに、海底熟成保存のための海底貯蔵庫を作り、オリジナルの『海底ワイン』、『SUBRINA』の製造をスタートしました。


海底では、水圧によってワインのコルクがボトルの中に押し込まれてしまうため、沈める前の準備として、特殊なシーリングワックスでボトルの口の周りをコーティングします。

「やっぱり味がかなり変化しますか?」

と、いちばん興味のある質問をすると

「用意してありますので、飲んでみますか?」

との言葉。

「是非飲んでみたいです! よろしくお願いします!」

ということで、さっそくその日のうちに試飲させていただくことになりました。


海底で熟成させると何が違うのか?


オリジナルの『SUBRINA』の他に、ちょうどイタリアから届いた、アドリア海の海底から引き上げられたものなど数種が揃った、それはそれは贅沢な試飲会。

まずは、ボトルに目を奪われます。

自然環境で付着した紅藻植物などの石灰藻によって、全体的にピンクや白っぽい感じになり、フジツボや貝殻が付着したボトルは、同じものがない、まさにオンリーワンの限定品。それだけでもお宝感があります。

ソムリエの資格を持った青樹社長が、自らコルクを抜いてサーブしてくれました

ドキドキしながら飲んでみると……ん?……美味しい!!!!

なんとも言えないまろやかな口当たりと、奥の深い味わいは感動的でした。

スパークリングなどは、炭酸が抜けているのでは? と予想していたのですが、そんなことはなく、爽やかさがありながら美味しくなっている。まさに奇跡です!

なぜ、海底に沈めておくと美味しくなるのか?

これに関しては、日本だけでなくヨーロッパの研究機関や大学などでも研究中らしいですが、海底が貯蔵庫として適している理由として


海底だと、水温が15℃〜18℃と変わらずに安定しているので、ワインの熟成に適していること。

ワインが劣化する一番の原因である太陽の紫外線が差し込まないこと。

これは仮設ですが、海の中にある音(水の音、魚の泳ぐ音や鳴き声)が波動としてボトルに伝わり、中のワインに影響を与えること。

などが挙げられています。

素人考えで、水のうねりや波の揺れなどの振動による変化かと思ったのですが、青樹さんは、それよりも何よりも特に③の、波の音、石の音、生き物の鳴き声など、様々な音の波動、周波数が、エネルギーとして瓶の中に影響を与えるのではないかと考えているそうです。そう言えば、モーツアルトの曲を聞かせたワインの話もあったなあと、なんとなく納得したのでした。

その年の天候によって、葡萄の出来が左右され、それを保存して一定の温度で熟成させていく過程でも、様々な自然の力が影響を与えると言われる、ワイン。そこにまた、地球の70%を占める海の力が加わったら、それだけで既に壮大なロマンです。

「サンマリノワインも沈めてみますか?」

と聞かれるまでもなく、私達はすぐに『海底ワイン』にトライすることを決めていました。

秋口は台風によって海が荒れて、しっかりと固定してあっても、ボトルが流されてしまう恐れがあります。また7月、8月は水温が上昇することもあるので避けるとか。

コモンセンスの検証により、だいたい7ヶ月海底に貯蔵すると美味しく変化するとのことから、11月末に沈めて6月頭に引き上げるというスケジュールが決まりました。

海の底で眠りについたワインに託された想い


かくして、2019年11月27日、サンマリノワインが初めて海に沈められ、半年の眠りについたのです。

今回沈めたのは、2019年の夏にデビューした高見沢俊彦プロデュースの微発泡白ワイン『白騎士』『ROSE SPUMANTE』、白ワインの逸品『CALDESE』

そして12月の初旬にサンマリノから届いたばかりの高見沢俊彦プロデュース新作赤ワイン『紅騎士』も数日遅れで眠りに着きました。

ところが2020年……予期せぬ出来事が地球を襲いました。

未だに終息を迎えることなく続いている、新型コロナウイルスによるパンデミック。緊急事態宣言により、人々の生活が大きく変化し、政治や経済のみならず、人としてのあり方や、社会生活の根本的な見直しが必要になってきています。

そんな中、一つだけ救いとなっているのは、人が行き過ぎた活動を「自粛」という言葉に従って少し控えたことにより、自然がその本来の姿を取り戻し始めていること。

空気が澄み、水が透き通り、空が青く、木々の緑が濃い。

西伊豆中木海岸の海は今までにも増して透き通り、海底は地上の混乱と関係なく、宇宙の営みに従って平穏だったことは言うまでもありません。

そこに込められた意味が、今とても心に響くような気がします。

引き上げられたワインは、よけいな汚れを落とし、ボトルを乾燥させて、6月20日頃には私達の手元に届く予定です。

どのようなワインに仕上がっているか、今からワクワクいたします。

引き上げの様子や、高見沢さんなどによるテイスティングに関しては、またこのSAMMARINESEサイトでご報告いたします。


限定数ですが、今回の『海底ワイン』の販売も予定しておりますので、お楽しみに!



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